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中世ヨーロッパに関する写真・コラムなどを掲載していきます。メルマガ「Moyan Odiria」もよろしくお願いします! [Illusion Wind] http://woodruff.press.ne.jp/illusion/
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中世ヨーロッパのイベント情報や再現料理などをご紹介しています。
ダッチオーブン料理は時期と行けるタイミングで更新中。
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最近の夏といえばキャンプ=BBQ=ダッチオーブン。
とかく、料理がはじめての方でもレシピがあればなんでもできるのが、ダッチオーブンの最大の魅力でしょう。
ダッチオーブンは数年前から使っていたのですが、こともあろうに両親が最近ハマりだしてしまいました・・・。
「こんなにウマいのか?!なんで教えてくれなかったんだ?」といわれても、隅でほそぼそと使っていましたけど・・・というに言えない自分がいました

ダッチオーブンの歴史は、一般的に100~150年前のアメリカ・西部開拓時代から使われた、とされています。名前にある「ダッチ(dutch)」は「オランダの」という意味ですので、でどこをたどれば「オランダ(商人から)のオーブン」となり、ヨーロッパで古くから使われていたことになります。
オランダでは17世紀前後に使っていたことが確認されています。ということは、中世ヨーロッパ時代からあったものになる!という結論になります。
ちなみにフライパンの元になった「スキレット(Skillet)」も中世ヨーロッパ時代の台所で使っていたイラストが残っています

さて、使い方ですが・・・b53acfb5.jpegcbfde935.jpeg

半分合っていますが、半分違うかな?というのが左例(笑)。
現だと、バーベキュー台にのせて、火力を自由に調整できるものなどがあります。
が、ここは意地で中世スタイルにします(右例)。
ちなみに上にのっかっているのは炭と焼石です。
上と下の両方に力を入れたい場合に使う手法で、今も昔も一緒のやり方です。
やけどに注意。





2871c6bc.jpeg
1.焼く(焼き豚)

ダッチオーブンは基本的になんでもできます。
写真は焼き豚を作っている図。中に網を敷いて、余分な脂身をだしています。
火力の調整がうまくできれば20分程度で完成。ダイエットにも効果大!
中世のレシピには、ここに山のようなハーブを入れますが、さすがにおなかにびっくりなので、現代日本のお醤油を使って甘辛く仕立てました(苦笑)。
赤ワインを入れるとなおよし。
マスタードと玉ねぎのみじん切りを和えたソースでいただくと、格別です。



227c0beb.jpeg
2.燻製にする

たまたま焼く予定だった鮭を半分頂いて燻製(くんせい)にしました。
燻製はダッチオーブンの得意分野のひとつ。
オーブンの一番下に果実の木の皮を細かくして乾燥させたものを敷きつめて(ホームセンターなどで売っています)、その上に網を敷いて鮭をのっけるだけ。
2~4時間と時間はかかりますが、いぶせばいぶすほどよい香りがしてもの持ちも良くなります。

・・・といいつつ、2日間で完食しちゃったんですけどね

139c512f.jpeg3.オーブンとして利用
左写真のように、パンを作ってみました。
ダッチオーブンの場合は、容量の関係上、パンの形に制限ができてしますのですが、余熱などを利用した画期的な例といえます。
中世の時代はちゃんと窯を使っていたので、現代風に作っています。あしからず。
(イースト菌は反則・・・でも使った)

できたてはやっぱりおいしい!




ということで、ざっと使い方などをご紹介しましたが、このペースでいくと月1回はやるハメになりそうなので(^^;)、また作り次第ご紹介したいと思います。お楽しみに・・・。
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