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ダッチオーブン料理は時期と行けるタイミングで更新中。
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前のブログでご案内しましたように、中世衣装のプチ講座を不定期でのっけます。
前置きを入れておきますが、
管理人、ほぼ皆無に近い裁縫不器用者です。
こんな人でもはてできるか?という、ある意味実験的な内容でもあります。
うふ
いろいろ調べてみたのですが、現代のように型紙があったわけではなく、かといってそうそう服屋さんにお願いすることも少ないので(王家や上級階級は別)、ほとんどが自分で繕うか、またはおふるの服を譲り受けていたそうです。
過日のイギリス中世祭でも拝見しましたが、全員同じ形の服装でした。各々色は違いますが、これも立派な理由があるみたいなんで。うーむ、奥深い…。
ちなみに、いわゆる900も年頃~ルネサンス前の中世ヨーロッパ時代に下着はありませんでした。
男性は多少ありましたが、女性はなかったんですよ。今の下着の形になったのもつい最近(1900年頃~)。
歴史ってコワイ・・・
話を戻しまして。
早速内容の方に入ってみましょう。今回は下着・シミーズです。
作っている最中の写真は見事に忘れたので、取り急ぎバージョンの写真でスミマセン。
型紙を使わないバージョンにしています。奥の茶色い服が現代服(厚手のチュニック)、それをもとにして作ったのが手前の白い服です。
布の素材は季節に応じて作った方がよいでしょう。今回は激薄のものなのでそれなりに透けしています・・・がまぁよしとします。
本格的な中世の衣装を目指すなら麻や木綿をオススメします。単価は高いですが、それなりに持ちこたえてくれますし、なにぶん保温性が高いです。
布を切る
茶色のチュニックを縦半分にたたみます。
その下に、四つ折りにした布を置き(写真参照)、わを合わせます。チャコペンなどで、チュニックの線より2~3cm上のところをなぞり、線をひきます。多少ずれていても大丈夫。
丈が長くしたい場合は、下のところを延長して伸ばせばOKです。
ただし、襟ぐり部分はできあがり線とは別に、本来の首の部分をなぞってください。
だいたい書き終わったら、ワイルドに切ります。わの部分は間違ってもきらないように。
同じものが2枚とれます。
縫う
首まわりと袖以外のところを現代産物のミシンでがががーっと縫います。足首の部分はほつれ止めを施した方がキレイにできます。(ミシンをギザギザタイプにして、下糸の強さを弱くする)
いやいや中世スタイルでつくるのよ!という方には手縫いでがんばってみましょう。
あらかた縫ったら、一度裏返して試着します。ここで糸がでていたり、縫い足りないところがあれば修正してください。ちなみに自分は2回修正をかけました(どんだけだい)。
襟ぐりのところもここで縫います。切るときに襟ぐり部分について注意がありましたよね?本来の襟ぐり部分を一回下り、アイロンでくせをつけます。後はぐるりと縫って行くだけ。
襟ぐりの部分をバイアステープで処理する方法もあります。色違いの方がいいですし、キレイな形にできあがります。
残りの飾り
袖口も、バイアステープまたは折って縫いこんでいきます。これも、色が違うものがいいですね。
丈下のところも、同じようにしてもよし、はたまたほつれ止めのままでもよし、お好みにあわせて下さい。
製作時の注意>
確実な型紙をとったやり方ではないので、人によって誤差が生じます。ピッチリしたものではなく、ある程度余裕があるサイズにした方がよいでしょう
また、作ってる最中何度か試着してみて大丈夫かどうか確認した方がよいです。全部できあがった後に「・・・う、入らない」ということがあればせっかくの努力が水の泡に・・・なんてこともありますので、ね。